「フィルムカメラの時代が完全に終わろうとしている」
というキャッチで始まるこの記事には、もう、フィルムカメラの生産/出荷台数の集計値が一定数を下回ったため統計の対象にならないと記してある。これは単なるマーケットの現状を示す指数がなくなるというだけで、僕の身の回りのレベルで「それ」を感じるのはまだ先のことだろうと思っていた。
前から感じてはいたけど、そんなニュースを聞いて本格的に欲しいフィルムカメラは今の内に買っておいた方がいいのかな?といよいよ思い始め、取り合えず市場調査だけでもと、以前から押さえておきたかったフォクトレンダーのBessa R2Aの中古市場を探ることに、。
よほどのことがない限りコンデジは新品で、フィルムカメラは中古でというのがもっぱらの定説ということもあり、中古カメラ屋を何件か巡ってみたら、どうやらこのカメラは中古ではあまり出回っていないという事実が判明。思いもよらぬ壁にいきなりぶち当たり、何となく不安感を抱き始め、調べれば調べるほど危機感を覚え始め、、そしていつの間にか遠くの方からまたあの「緊急ゲット指令」が聞こえ始め、、、。
こうなったらもう最後、笑。市場はこれから凋落の一途を辿るのは明らかなワケで、という自分への言い訳を掲げ勇み足でいざ銀座レモン社へ、。そこでディスプレイされている展示品を目のあたりに、、。お尋ねしたところ、ラスいちの新品で値段も定価の7割くらい、そこから更にレモン社のメンバー割引があると、。展示新品で程度のいい中古品の何割か増し、という値段にうーん、納得?せざるを得ない??
詳しく聞いてみると、このモデルはまだディスコンではないという。入荷の予定もあるらしい。でも、値段が今より落ちているとは考えにくいし、上がっている可能性だって勿論ある。中古市場をもうちょっとあさるか、ここで次の入荷を待つか、それともしばらくネット等で情報収集を続けるか。。時間、労力、価格のバランスをいろいろと考慮したあげ句、これは今が買いである、と、その時の自分に都合のいいように推断、笑。そして安堵と共にお持ち帰り。。。
早速撮りたい衝動(この場合フィルムを巻き上げたい衝動)に駆られ、その足でいつも行く大型量販店にフィルムを買いに。ところが、そこにいつもあるILFORDのHP5もDELTAも、Kodakの400NCのばら売りも、FUJIFILMのNS、NCも、どれも棚から姿を消していた。。。数日前は普通にあったのに、、。結局この日は一本も買わず、日を改めてプロラボで購入することに、。フィルム時代の終焉が知らず知らずの内に身の回りに迫り寄っていたことを身を持って実感。
呑気に口笛を吹きながら行っていたフィルム撮影もゆくゆくは古風で高貴な行為になってしまいそうな気配。何か昔に戻っているみたい。。口笛は別に吹けなくなってもいいけど、フィルム撮影はいつまでも庶民の日常的なものであって欲しい。